□中山の家~3つの分棟形式と隙間の関係性~
敷地は広島市の山間に区画された閑静な住宅地です。
一区画がゆとりある面積のため敷地の廻りがすべて住宅に囲まれていますが、密集して建し並んだ印象はなく穏やかな時間が感じられる場所です。
まず敷地に3つの棟をつくり、南棟はパブリックスペース、北棟はプライベートスペース、東棟はガレージとしました。それぞれ棟の隙間は玄関となる土間スペース、テラス、吹抜、バルコニーとなり、渡り廊下によって接続されています。南棟は前面に大きく庭をとり、軒を2mほど伸ばして軒先を低く抑えることによって適度なプライバシーを確保することができ、周辺環境の気配を適度に感じることができます。棟の隙間は風の通り道となり、南庭とテラス2の南北方向、テラス2と玄関土間の東西方向、さらに玄関土間と吹抜空間の上下方向に風道をつくることによって、室内の空気循環を促しています。
氏名 |
小松 隼人 |
会社名 |
株式会社 小松隼人建築設計事務所 |
住所 |
〒730-0832 広島市中区江波東1-2-12-32 古本ビル2F |
TEL |
082-208-1645 |
FAX |
082-208-1646 |
Mail |
info@10per-komatsu.com |
HP |
https://10per-komatsu.com/ |
建物名 |
中山の家 |
設計監理 |
株式会社 小松隼人建築設計事務所 |
施工 |
有限会社ホームテック |
所在地 |
広島市東区 |
用途 |
専用住宅 |
構造規模 |
木造2階建て |
敷地面積 |
270.47㎡ |
建築面積 |
133.80㎡ |
延べ床面積 |
192.59㎡ |
竣工日 |
2014年5月 |
第15回ひろしま街づくりデザイン賞(2016)部門賞(個人住宅部門)受賞